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食養生

女性は思春期、成熟期、更年期といったライフステージにともないカラダが変化していきます。女性特有の生理不順や更年期障害などの不調は、毎日の生活にさまざまな影響を与えるため、そのときの体調に合わせて自分自身で整えていかなくてはいけません。東洋医学では、毎日の食事は体作りの基本だと考えています。健康を維持するためにその人の体質や、そのときの体調に合わせた食事を摂ることを食養生といいます。少しでも楽しく食事を楽しむために、普段の食事の中に薬膳スイーツを取り入れてみませんか?東洋医学では、健康を維持するためには気・血・水のバランスが大切だと考えられています。気・血・水のバランスが乱れると、カラダがだるくなったり、イライラすることもあります。
「気」は、生命活動を維持するためのエネルギーです。
「血」は、全身に栄養を運んだり、潤いを与えたりします。
「水」は、血液以外の水分をあらわし、全身に潤いを与え、関節の働きをよくします。
また、東洋医学ではカラダの不調は年齢によって変わっていくものだと考えています。女性の場合は、7の倍数の年齢で変化が起こります。東洋医学の考えによる女性が不調を起こしやすい体質に合わせたおすすめの食材を紹介します。ぜひ、普段の生活にとりいれてみてください。

体質タイプ:気虚  症状:疲れやすい・食欲がない・カラダがだるい 食材:栗・小麦・かぼちゃ・さつまいも

体質タイプ:血虚  症状:肌に艶がない・乾燥肌・貧血       食材:黒豆・レーズン・くるみ・黒ゴマ

体質タイプ:気滞  症状:イライラする・お腹がはる・生理の前に胸がはる 食材:みかん・キウイ・ライチ

体質タイプ:瘀血  症状:顔色が暗い・肩こり・腰痛・生理のときに血の塊がでる 食材:黒豆・桃・たまねぎ・ナス

体質タイプ:陰虚  症状:空咳がでる・便秘になりやすい・カラダがほてる・肌が乾燥する 食材:豚肉・卵・きゅうり・トマト

体質タイプ:水滞  症状:むくみやすい・お腹がぽちゃぽちゃする・汗がべたつく・下痢をしやすい 食材:ハトムギ・小豆・とうもろこし・しょうが

・さつまいものはちみつレモン煮 さつまいものはちみつレモン煮

更年期障害でイライラしやすい人に。レモンは気のめぐりをよくし、肝の気を整え、さつまいもは脾(胃腸)を整えます。

材料:さつまいも:1本 はちみつ:大さじ 塩:少々 レモン:1個 水:100ml

作り方:
1.さつまいもを洗い、1cm幅の輪切りにしたあと、10分間水にさらします。
2.レモンも洗い、輪切りにします。
3.お鍋にレモンと水と塩を入れます。さつまいもを入れたあとにレモンを上に重ねます。
4.さつまいもが柔らかくなるまで弱火でじっくり煮込みます。
5.最後にはちみつをかけます。

 

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