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梅雨の養生について

梅雨の不調は、東洋医学で考える湿邪(しつじゃ)という邪気(じゃき)の影響を受けます。邪気とは病気を起こす原因で、特に湿邪は梅雨の長雨や湿度の高い時期に起こります。湿邪はカラダの外から侵入し、水分代謝や消化吸収を担う五臓の「脾(ひ)」の働きを妨げます。その結果、カラダが重だるい、むくみやすい、頭が重い、食欲がないといった症状が現れやすくなります。気象病と呼ばれる梅雨の不調を改善するには、体内の水の巡りを整えることが大切です。余分な湿気をため込まないよう、日頃の食事や生活習慣を意識した対策を心がけましょう。

水の巡りを整える食材:はと麦・小豆・黒豆・とうもろこし・生姜・しそ体内の余分な水分や湿気を追い出すことによりカラダの中の滞りを改善し、むくみや重だるさを軽くします。

胃腸(脾)を助ける食材:さつまいも・山芋・かぼちゃ・大豆・枝豆湿気の影響で、食欲に影響が出やすい時期は、胃腸の消化吸収を助けることにより、梅雨の時期に起こりやすい食欲不振や胃もたれを改善してくれます。

気血の巡りを整える食材:しそ・玉ねぎ・生姜・みかん湿邪の影響で滞りやすい気血の巡りを整えることで、頭重感やだるさ、関節の痛みの改善につながります。

梅雨は、長雨と高い湿度によって湿気がカラダに入り込みやすい季節です。湿気の影響を軽くするためには、水分の流れを促す気の巡りを整えることが大切です。東洋医学で考える梅雨の不調を防ぐ対策には次のようなものがあります。

・室内環境をすっきり保つ:梅雨は室内に湿気がたまりやすいため、除湿機やエアコンの送風機能を使いながら空気の流れを良くすることが大切です。晴れた日には窓を開けて湿気を追い出し、くもりの日はサーキュレーターやエアコンの除湿運転で空気の流れを良くしましょう。

・水分のとり方を工夫する:湿気が高いとむくみやすくなるので、冷たい飲み物や一度に大量の水分を摂ることは控えめにしましょう。温かい飲み物を少しずつ摂ることで、脾(消化・水分代謝)の働きを良くします。

・食事で脾(胃腸)をいたわる:梅雨は脾が弱りやすく、食欲低下や消化不良といった不調が現れやすくなる季節です。胃腸に負担をかける食事や冷たい飲み物や生野菜を控え、温かく消化にやさしい食事を心がけることで、体内の水分代謝を整えましょう。例えば、温かいスープやおかゆ、煮込み料理などがあります。

・気の巡りを促す動きを取り入れる:湿邪は気を滞らせ、重だるさ・気分の落ち込み・集中力の低下を招きます。カラダが重く感じるときは、ストレッチや軽い体操・ヨガ・散歩をしましょう。特に雨の日は室内での深呼吸や足裏ほぐしなど、巡りを意識した動きを取り入れるのがおすすめです。

・体内の余分な水分を排出する:梅雨は体内の水分が滞ることにより、むくみ・胃腸不調・めまいなどの症状が現れやすくなります。カラダにたまった余分な水分を排出するには、軽い運動を取り入れたり、お風呂に浸かったりして、ゆっくり汗をかきましょう。適度に汗をかくことで、カラダの巡りを整えることができます。

・日常に香りを取り入れる:梅雨は気分の落ち込みやだるさが出やすい季節です。香りのよいハーブや生姜、しそなどを取り入れて気を動かす習慣をつけましょう。香り袋をカバンに入れたり、ハーブティを気分転換に飲んだりしても良いでしょう。気分の落ち込みを軽くしてくれます。

 

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